【大損回避】投資資金が少ない時の3つの戦略|失敗から学んだ堅実投資のススメ
今回は「投資資金が少ない時の3つの戦略」について、私の実体験 を交えながらお話しします。
「投資を始めたいけど、まとまった資金がない…」
「少ない資金でも、効率的に資産を増やしたい!」
そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?
実は私も、あなたと同じように、投資を始めた頃は資金が少ないことに悩んでいました。そして、その焦りから大きな失敗をしてしまった経験があります。
今回は、そんな私の失敗談と、そこから学んだ教訓を踏まえ、「投資資金が少ない時に意識すべき3つの戦略」を具体的に解説していきます。
特に、
- 投資を始めたばかりの方
- 私と同じように信用取引で大損してしまった経験がある方
- 堅実な投資で、着実に資産を増やしていきたい方
は、ぜひ最後まで読んでみてください。この体験が、誰かの役に立てば嬉しいです。
私の投資遍歴:信用取引で天国と地獄を味わった日々
まずは、私がどのように投資を学び、そしてどんな失敗を経験したのか、少しだけお話しさせてください。
コロナショックで暴落した株価を見て…
私が投資を始めたのは、今から4年前。世界中が新型コロナウイルスのパンデミックに襲われ、未曾有の事態に陥っていた頃でした。
株式市場も大混乱に陥り、株価は軒並み暴落。ニュースでは、連日悲観的な報道が繰り返されていました。
そんな状況の中、私はある思いを抱きました。
「こんなに株価が下がっているなら、今が投資のチャンスなのでは…?」
もともと、投資には興味がありました。しかし、まとまった資金がないため、なかなか投資に踏み切ることができずにいました。
しかし、コロナショックによる株価の暴落は、私にとって投資を始める大きなきっかけ となりました。
「もしかしたら、大儲けできるかもしれない!」
そんな淡い期待を抱きながら、私は少ない資金で投資の世界に足を踏み入れることになったのです。
信用取引の甘い誘惑と、アメリカの利上げの洗礼
ビギナーズラックで自信をつけてしまった私は、さらなる利益を求めて信用取引に手を出すようになりました。
信用取引は、証券会社からお金を借りて株式投資を行う方法です。レバレッジをかけることで、少ない資金で大きな利益を狙うことができます。
最初は、慎重に取引を行い、順調に利益を積み重ねていきました。30万円だった資金は、わずか1年で200万円近く まで増加!
「このままいけば、すぐにセミリタイアも夢じゃない!」
私は、すっかり有頂天になっていました。
しかし、そんな私の楽観的な見通しを打ち砕く出来事が起こります。アメリカの金融政策の転換による利上げです。
アメリカの利上げは、世界経済に大きな影響を与え、株式市場は暴落。私の保有していた銘柄も、例外なく大きく値下がりしてしまいました。
信用取引でレバレッジをかけていた私は、多額の損失 を抱え、追証に追われる日々…。
今思うとよくあの状態で仕事をしていたなと思います
結局、必死に資金を追加投入しましたが、焼け石に水。信用取引の借金を返済するのが精一杯で、資産はほぼ元通り に戻ってしまいました…。
どん底からの再起:配当金を着実に増やし、雪だるま式に資産を増やす
信用取引での大失敗は、私にとって大きなショックでした。
「もう投資は諦めよう…」
そう思ったこともありました。
しかし、「このままでは、将来への不安が解消されない」という思いから、もう一度、投資と向き合うことを決意しました。
そして、過去の失敗を教訓に、長期的な視点で着実に資産を増やせる投資スタイル を目指すように。
具体的には、
- 高配当株投資 を意識し、年間の配当収入を最大化するポートフォリオを構築
- ETF も積極的に活用し、安定した収益源を確保
- リスクの高い 信用取引は完全に卒業 し、現物株 中心の運用に
- 長期保有 を前提に、じっくりと企業の成長を見守る
- 分散投資 を徹底し、特定の銘柄やセクターへの集中リスクを回避
という方針を立てました。
特に、配当金 に着目したのは、雪だるま式に資産を増やせる という点に魅力を感じたからです。
配当金を受け取ったら、それを再投資することで、保有株数を増やすことができます。そして、株数が増えれば、受け取れる配当金も増加し、さらに再投資に回せる資金も増える…という好循環が生まれます。
まさに、雪だるま式に資産が増えていくイメージですね!
この投資スタイルに転換してからは、一喜一憂することなく、着実な資産形成 を実現できています。
4人家族で子育て真っ最中ですが、この堅実な投資を継続することで、将来の経済的な不安を解消し、セミリタイア を目指しています。
投資資金が少ない時に意識すべき3つの戦略
それでは、本題に入りましょう。
投資資金が少ない時にこそ、意識すべき3つの戦略を紹介します。
1. 一攫千金を狙わない!「守りの投資」を意識する
投資資金が少ないと、「少しでも早く資金を増やしたい!」という気持ちが強くなり、ついハイリスク・ハイリターンの投資 に目が行きがちです。
しかし、私の信用取引の失敗談のように、ハイリスクな投資は大きな損失を生む可能性も高く、投資資金が少ないうちは特に危険 です。
投資初心者のうちは、まずは「守りの投資」を意識し、元本割れのリスクを抑えながら、着実に資産を増やしていくことを目標にしましょう。
具体的には、
- レバレッジをかけない
- 分散投資を徹底する
- 損切りルールを守る
などが重要です。
特に、損切り は、損失を最小限に抑えるために非常に重要なルールです。
「損失を受け入れるのは辛い…」
「もう少し待てば、価格が戻るかも…」
そう思って、損切りを躊躇してしまう気持ちは分かります。しかし、損切りをせずにズルズルとポジションを持ち続けると、損失がさらに拡大し、取り返しのつかない事態になる可能性もあります。
2. 投資スキル向上のための「準備期間」と割り切る
投資で安定して利益を出すためには、相場や銘柄の分析力、そして自分にあった投資手法を確立することが必要不可欠です。
しかし、これらのスキルは、一朝一夕に身につくものではありません。
投資資金が少ないうちは、利益よりも経験を重視 し、地道に勉強を重ねることが重要です。
投資を始めたばかりの頃は、「投資スキル向上のための準備期間」 と割り切り、焦らずマイペースに学習していきましょう。
具体的には、
- 投資に関する書籍を多読する
- 信頼できる情報源から最新の情報を収集する
- 少額で実際の取引を経験し、市場の動きを肌で感じる
例えば、最近はミニ株や単元未満株といったサービスが登場し、1株単位で購入できるようになりました。従来の株式投資では、銘柄ごとに決められた「単元株数」(通常は100株)を購入する必要があり、まとまった資金が必要でした。しかし、ミニ株や単元未満株であれば、数百円 から投資を始めることが可能です。少額から始められるので、投資初心者の方でも気軽に実践できますし、実際の市場の動きを体験しながら、投資スキルを磨く ことができます。
などが効果的です。
ミニ株や単元未満株についての詳しい内容は以下の記事からどうぞ。
3. デイトレードから卒業し、長期保有のスタイルへ
投資で安定した成果を出すためには、「時間」 を味方につけることが重要です。
短期的な値動きに一喜一憂するデイトレードは、精神的な負担が大きく、冷静な判断を下すのが難しい場合があります。
特に、投資資金が少ないうちは、デイトレードで大きな利益を狙うのはリスクが高く、長期的な視点で投資を行う 方が堅実です。
そのため、私はデイトレードから卒業し、長期保有 を前提とした投資スタイルに転換しました。
具体的には、
- チャートを見る時間を減らし、日々の値動きに惑わされないようにする
- ETF や 自分が理解できる事業を展開している企業 に投資し、安心して長期保有できる銘柄を選ぶ
ようにしています。
毎日チャートに張り付いて一喜一憂するよりも、企業の成長をじっくりと見守りながら、長期的な視点で投資を行う方が、精神的な安定にも繋がり、結果的に良い成果に繋がる可能性が高いと考えています。
投資資金が少ない時こそ、堅実な投資を!
今回は、「投資資金が少ない時の3つの戦略」について解説しました。
投資資金が少ない時こそ、焦ってハイリスクな投資に手を出すのではなく、「守りの投資」 を意識し、堅実な投資 を心掛けていきましょう。
そして、地道に勉強を重ね、自分自身の投資スキルを高める ことで、将来的には大きな利益を狙うことも可能になります。
私自身も、信用取引での失敗から多くを学び、堅実な投資スタイルへと転換することで、安定した資産運用ができるようになりました。
あなたも、焦らずマイペースに、自分にあった投資スタイル を確立していってください。応援しています!